GARDEN

造園

Concept

作庭理念

自然と共生する庭づくり

逗子ガーデンは、自然と共生する庭づくりをコンセプトに、
1958年より逗子・葉山・鎌倉などの湘南地域を中心に風土に合った
樹木と自然素材を使ったお庭を提案しています。
造園会社として、私たちや未来の子どもたちが、いつまでも自然の恵みを享受し、
健やかで心地のいい持続可能な暮らしを
後押したいとの思いから、剪定枝等を再利用した
「薪」「植物性堆肥」「農薬を使わない野菜」の生産・利用・販売、
また国際規格ISO14001(環境)の取得を行うなど、様々な取り組みも行っています。

湘南の造園屋として

逗子を中心とする湘南地域の気候の特徴は、夏は暑く湿度が高く、冬は温暖ながら風が強いこと、そして台風や最近の集中的な豪雨の影響も大きいことです。

また、何より海から吹き上げる強い潮風は植物に大きな影響を与えます。どんな樹木・草花が元気に育っていくのか、長い間暮らして世話をしてみないとわからないことも特徴の一つです。
たとえば、カエデ類は単独で植えると潮風でやられてしまうことが多いため、シイなど潮風に強い常緑樹で風を防いで、その脇で寄り添うように植えて楽しむというようなことが昔からされていました。山間部のような真っ赤な紅葉は期待できない(気温が高いため)ことも承知の上で使ってきました。

逗子ガーデンではずっと湘南の庭を手がけてきました。湘南地域で樹木を扱う上でのノウハウを、この地域に暮らす方々に提供し続けていければと願っています。

逗子ガーデンの庭づくり

逗子ガーデンでは、庭は単なる住居に付帯した空間ではなく、環境の一部・風土に合った美しい景観の一部として考えています。
お客様一人一人のお庭が街のみどりを作っていくという視点を大切に、庭づくりをすすめています。
この場合の「みどり」は、単に眺めて美しい木を植えるということだけではなく、植物による空気の浄化や温度変化の緩和・雨水の吸収など、住環境へのプラス効果を意味しており、さらには湘南の海や山など豊かな自然へのつながりまで意識しています。

持続可能な暮らしへ

造園業は、環境に対して積極的に良い効果をあたえることが
できる業種であるという考えの下、自然と共生する庭づくりを コンセプトにいろいろな取り組みを行っています。

ここでは、持続可能な暮らしを具現化するための取り組み
(剪定枝等の廃棄物の再利用、雨水・生ごみ等の再利用、薪、 植物性エコ堆肥・腐葉土、無農薬野菜など)の概要をご紹介します。

持続可能な暮らしとは?

はじめに、広い視点から、持続可能な暮らしのある地域社会について考えてみたいと思います。
持続可能な社会では、環境への配慮として、自然資源を永続的に利用できること、つまり、地域の中で資源ができる限り循環することが必要な条件の一つです。地産地消やゴミゼロはその具体的な活動になります。その土地ならではの自然な素材を用いた旬の料理を家族や友人といただいたり、山・海・公園・庭などの自然の中で思う存分楽しめる暮らしがあるのではないでしょうか。

造園業として持続可能な暮らしを具現化する取り組み 

造園業として最も環境に好影響を与えることができる仕事の一つは樹木を植えることですが、庭づくりにおいて、お客様のお庭の条件にもよりますが、できるかぎりブロック塀やアルミフェンスより、木製フェンス、木製フェンスより生垣、というコンセプトで進めています。
自然に寄り添った暮らしの形として、お庭に菜園を取り入れたり、雨水や生ごみ等の資源の再利用・循環として、雨水タンクやコンポストの設置も行うなどの提案もしています。
また、剪定枝等の廃棄物を再利用し、薪・切り株、植物性エコ堆肥・腐葉土づくりを行っており、その堆肥を庭への土づくりに生かしています。

弊社では、堆肥を活用した無農薬野菜づくりも行っています。
事務所前には、これらのアイデアを取り入れたサンプルガーデンや無農薬野菜の販売も行っていますので、ぜひお気軽にお越しください。
病虫害/消毒については、薬剤の利用を減らすためにさまざまな取り組みを行っています。
詳しくはこちらをご覧ください。
なお、地域の一員として、持続可能な暮らしを推し進めるため、逗子市堆肥づくり、中学校での職業訓練なども支援しています。

1年間分、山になった剪定枝に米ぬかやビールの絞り粕、チップ炭などを混合して積層。天地返しのときには多量の蒸気を出し堆肥化のため発酵しているのを実感できます。

SDGsへの取り組み

SDGsとは

持続可能な開発目標(SDGs)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。

事業を通じたSDGs活動

逗子ガーデンでは、樹木や芝生など街に緑を増やし既存の樹木を保護することで温暖化対策を、剪定作業などで発生した廃棄物は堆肥や薪に再生しゴミの削減・CO2排出削減を実践しています。また、堆肥化技術を応用して自社製コンポスターを作成し、普及させることで家庭でできる循環型ライフスタイルを提案しています。

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市内公立中学校の職場体験の場として協力し、生徒に現場で作業をしてもらうことで、働くことの意義、達成感などを 学んでもらえるよう努めています。定期的に開催しているマルシェでは、生ごみの堆肥化技術をレクチャーしています。
今後も緑化技術や環境保全に関する知識を伝える場をつくり、教育に貢献したいと考えています。

2

造園業は環境事業であると言う認識の下、緑化に努め年間の植栽樹木本数の増加を目指しています。
また、造園事業からの廃棄物である剪定枝などは100%再資源化し、処理台数としてごみの削減目標とする 試みを行っています。

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持続可能な消費はゴミの再資源化によるものと考え、再資源化した薪や堆肥を生産量として目標化しています。

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近年の気候変動に起因する自然災害に対処できる体制を構築するため、通常の造園事業に関わる人員が災害時に被害復旧作業に従事できるよう、余剰人員の確保に努めています。この余剰人員は剪定枝他幾多の植物廃材の再処理加工作業に就労させることで、確保できる体制を構築しています。

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生態系保護のため、農薬、化学肥料を削減し、再資源化した生産物と自然農法に準拠した技術で削減目標をクリアしています。また温暖化防止へ寄与するため、小学校等の大面積の芝生化、芝生の維持に努めています。

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地元の商工会議所、生産業者との相互協力により資源の再利用を実践し、環境保全に対する意識を高めあっています。他分野だからこその気付きや情報の広がりを大切に、良質なパートナーシップを築いています。